市立加西病院
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広報かさい

平成28年3月号掲載

まだまだ油断できないインフルエンザ

流行時期は12月上旬から4月上旬

インフルエンザウイルスの流行期は12月上旬から4月上旬です。インフルエンザA型が1月中旬から2月上旬に流行を迎え、2月下旬から4月頃まではインフルエンザB 型が流行します。

冬場に流行するA型が話題となることが多いですが、3月以降もまだまだ油断できません。寒さが和らぐにつれ卒業式、入学式など大人・子どもが集まる行事に参加する方は注意が必要です。

A型にかかった方も、B型にかかる可能性があります。2度もインフルエンザにかかることは避けたいものです。

症状と感染経路

症状は、インフルエンザA型・B型ともに同じです。咳、発熱、悪寒、関節痛など全身症状が強くでますが、2~7日かけてゆっくり軽快していきます。

感染経路は飛沫感染が中心です。ウイルスを含んだ鼻水、唾液は、咳やくしゃみで2m程度の周囲に拡散し、それらを吸い込むことによって感染します。また、咳を受け止めた手などを介して接触感染することもあります。

マスクや予防接種などによる予防を

マスクを用いた飛沫感染予防策、手を洗うことやテーブルなどを清潔に保つ環境衛生による接触感染予防策、予防接種などを組み合わせることが効果的です。

また、家庭内感染を防ぐために、介抱する方が抗インフルエンザ薬を予防薬として服用する方法があります。この際、予防目的での薬の処方は保険外診療(自費支払)となります。

特に高齢者や妊婦の方は予防接種を受けましょう

「予防接種したのにインフルエンザにかかった」という場合もあります。

予防接種は、接種者の持病の関係などもありますが、65歳未満の方なら70~90%、65歳以上の方では30~70%の予防効果を得られます。予防接種は感染しないことを保証するものではありませんが、①感染しにくくする ②重症化を防ぐ といった効果がある優れものです。インフルエンザにかかった場合も抗体がウイルス量の増殖を抑制し、症状を軽くしてくれます。特に重症化しやすい高齢者、妊婦の方への接種は強く推奨されています。

これまで予防接種にはB型1種しか入っていませんでしたが、今シーズンから2種に増え、A型2種(H1N1、H3N2)、B型2種(山形系統、ビクトリア系統)の計4種となりました。これからB型の流行する時期では、予防接種効果に更なる期待がもてそうです。

インフルエンザと同様に肺炎球菌による呼吸器感染症で入院する高齢者がいます。予防接種で症状を軽減できる場合も多く、高齢者は予防接種助成金制度の利用もできます。

詳しくは、指定医療機関(市ホームページ)か、市役所健康課(☎ 42-8723)へお問い合わせください。

(感染管理認定看護師 岸本達希)