市立加西病院
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広報かさい

平成28年4月号掲載

外科の手術件数

加西病院の外科は消化器が中心

加西病院の外科は“おなか”の外科で消化器外科が中心です。外科の概要については、病院ホームページを参照いただき、今回は手術件数の推移についてお知らせします。

手術となる病気や麻酔法が変化

手術となる病気は時代とともに変化します。例えば、胃潰瘍の場合、20年以上前は手術が行われていましたが、治療薬の開発とともに、現在では胃潰瘍の穿孔(胃に穴があいて腹膜炎になる)以外では手術になることはほとんどありません。

胃がんの場合でも、罹患率の減少、早期胃がんの内視鏡的切除の適応となるものもあり、胃の手術自体が減少しています。

手術の際の麻酔では、腹部の手術では全身麻酔での手術が普通ですが、腰椎麻酔(下半身のみの麻酔)、局所麻酔(手術部分のみを無痛にする)があります。

虫垂炎では腰椎麻酔による開腹手術が一般的でしたが、近年では腹腔鏡による手術(全身麻酔)が増えてきています(2015年は開腹手術が22人、腹腔鏡手術が17人)。

また、鼠径(そけい)ヘルニア(脱腸)では腰椎麻酔が基本でしたが、局所麻酔で行う場合もあり、麻酔法にも変化がみられます。

手術件数の推移

全身麻酔による手術件数は167件(2006年)から昨年258件と増加し、腰椎麻酔、局所麻酔の件数では腰椎麻酔が減少し、局所麻酔の増加と相まって、最近では同程度の件数(約65件)となっています。総件数は258件(2006年)から近年では約400件となっています。

内視鏡下手術(腹腔鏡手術)件数が増加

2007年から急速に増加し、対象疾患は多岐にわたります。その件数は年間100件以上で、全身麻酔手術の約40%を内視鏡下手術で占めるようになっています。

(外科 生田 肇)