市立加西病院
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広報かさい

平成29年6月号掲載

パーキンソン病について

症状

パーキンソン病は脳の中の神経に異常が起こることで発症しますが、若い人には少なく、通常40 歳以降で発症します。原因は不明です。

振戦(手足のふるえ)、筋固縮(筋肉のこわばり)、無動、動作緩慢、姿勢反射障害はパーキンソン病の主な症状であり、4 大症候と言われています。発症後数年すると、表情が乏しくなったり、前屈姿勢で歩幅が狭くなったりするなど、姿勢反射障害の典型的な症状が現れます。それらは運動症状と言われます。


4 大症候の他にも、すくみ足(足が床に張り付いたようになって一歩が出なくなる)などの症状も出ます。また、運動以外にも自律神経症状(便秘、排尿障害、起立性低血圧、発汗異常)や感覚症候(嗅覚低下、痛み、しびれ感)、不眠やうつ傾向の症状も出ます。

パーキンソン病の診断は、そのような症状の疾患のうち、パーキンソン病でないものとの除外が必要となります。

検査方法

パーキンソン病は、血液検査や頭部CT、MRI では特異的な所見は認めません。パーキンソン病と似た症状がみられる主な病気には、脳腫瘍、硬膜下血腫、脳梗塞や脳出血などがあり、これらの病気はCT やMRI で区別することができます。

最近はDAT スキャンやMIBG 心筋シンチなどの検査を行うことで、パーキンソン病の鑑別診断を行うことができるようになってきています。

治療方法

治療の目的は、主に運動症状を軽減し、日常生活に支障のないようにすることです。薬剤は運動症状の増悪とともに増量・追加していきます。

治療薬は効果が実感できるまでに時間がかかることや副作用として精神症状や吐き気などの消化器症状が出る場合もあります。長期間飲んでいると、効果が低下する場合もあります。また、年齢や副作用に応じて処方を変更することもあります。


非運動症状に対しては、それぞれの症状に応じた薬剤で対応します。

パーキンソン病の薬は、薬を中断することで、重い副作用が出ることがありますので、中断せざるを得ない時には医師や薬剤師に相談してください。

(神経内科部長 横田一郎)

感染症防止ネットワークフォーラム

タイトルは「知って得する肺炎知識」で、家庭や病院・高齢者施設での感染症防止を図ります。
日時/ 7 月5 日(水)18:15 ~ 19:30
場所/アスティアかさい3 階多目的ホール
内容・講師
  「日常生活に潜む肺炎菌とは?!」岸本達希さん(加西病院・感染管理認定看護師)
  「誤嚥性肺炎の予防~嚥下リハの視点から~」和田伸也さん(加西病院・言語聴覚士)
参加費/無料
問合先/加西病院総務課☎ 42-2200

第14回加西病院ホスピタルフェア

「行ってみよう 地域と歩む 加西病院」をテーマに、加西病院を体感することができるホスピタルフェアを開催します。


■日時・場所

7 月8 日(土)9:00 ~ 12:00 加西病院

■主な内容

催し: 医師の講演、コンサート、抽選会、子ども向けイベント など

医療・介護相談: 人間ドック受付、地域連携専門職による医療・介護相談、母乳・育児相談

健康チェック: 研修医ふれあい(健康チェック結果説明等)、血圧、血糖、体脂肪、ヘモグロビン量、

           動脈硬化度、骨密度、ロコモチェック、認知症チェック など

           ※動脈硬化度・骨密度の料金は、それぞれ 500 円です(動脈硬化度のみ1 人1 回の抽選)。

体験コーナー: 胎児4D エコー体験(約20 週以降の妊婦6 名程度)、心肺蘇生法、医療者制服着用体験、

           腹腔鏡手術模擬体験、感染防止手洗い法、電気メス体験、お菓子で「薬」づくり など

【問合先】 加西病院フェア実行委員会 TEL (42) 2200