市立加西病院
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広報かさい

平成29年7月号掲載

運動器超音波(エコー)検査について ~整形外科もエコーの時代に!? ~

なぜ整形外科でエコー?

最近、整形外科関連の学会では超音波(エコー)についての話題が増えています。内科、外科、産婦人科など多くの診療科で超音波検査が行われている一方で、整形外科では今まで超音波検査は普及してきませんでした。

レントゲン、CT、MRI 検査など、最も画像を多用する整形外科で超音波が普及してこなかった理由の一つは、従来の超音波画像の画質が不鮮明で、見るに値しなかったからです。最近は表在用高周波プローブの出現や画像処理技術の飛躍的な進歩によって、高分解能の画像が得られるようになり、整形外科領域でも急速に超音波診断装置が普及しています。

運動器エコーの特徴

整形外科は骨、関節、靭帯、筋肉、腱、神経などの“運動器”を扱う科で、骨折、捻挫、脱臼などの外傷や、腰痛、関節痛、神経痛などの変性疾患、運動器疼痛疾患を診療しています。

運動器エコーでは皮下3cm 以内の骨、軟骨、筋肉、腱、靱帯、血管などが驚くほど鮮明に描出されるようになりました。

特にレントゲンで確認できない筋肉、腱、靭帯などの軟部組織を観察することができます。さらにリウマチによる関節炎などの炎症や血流も可視化できるようになっています。またリアルタイムに動的な観察ができ、患者さまへの侵襲、負担も少なく、迅速に診断しうるメリットもあります。

運動器エコーの導入

当院の整形外科では昨年9月に最新の運動器エコーを導入しました。エコーの技術を磨くよう研究会などに参加し、最近では肩、手、膝の診察や腱鞘炎、関節水腫、靭帯損傷の診断、各種ブロック注射、穿刺などに活用しています。

手術の麻酔時にエコー画像を見ながら神経ブロックを行ったり、外来で筋膜リリース注射を行っています。

今後の展望

運動器エコーは日進月歩であり、画質や診断技術も向上しつつあります。目標は最新の知識も取り入れつつ、研究会やセミナーで技術も学んでいくことです。

(整形外科部長 中島哲雄)

加西病院ホスピタルフェア


■日時/ 7 月8 日(土)9:00 ~ 12:00

■場所/ 加西病院

■内容/ 医師の講演、医療・介護相談、健康チェック(動脈硬化度、骨密度等)、
         体験コーナー(心肺蘇生法、腹腔鏡手術模擬体験等)など

■参加費/ 無料(一部有料検査有り)

【問合先】 加西病院フェア実行委員会 TEL (42) 2200