市立加西病院
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広報かさい

平成29年10月号掲載

視能訓練士の業務

視能訓練士とは

医師の指示の下、目に関する検査と目の機能を回復するための訓練をする国家資格を有する医療職です。眼科の専門検査資格であり、基本的には、視能訓練士の検査データをもとにして、眼科医は診療を行っています。

当院では、現在2 名の視能訓練士がいます。普段は白衣を着ており、患者さんから、先生と呼ばれることも多いのですが、手術など直接患者さんに影響を与える医療行為は出来ません。看護師さんと言われることもありますが、点滴の針を点すことも出来ません。

視能訓練士は、患者さんと眼科医との橋渡し的な存在です。検査をするだけではなく、目の不安、治療についての不安、診察で医者に聞きにくいことなど、何でも気軽に視能訓練士にお尋ねください。

主な業務内容は大きく分けて3つ

  • 眼科一般検査/遠視、近視、乱視といった屈折異常に関する検査や、白内障、緑内障、加齢黄斑変性等の眼疾患に関する検査、眼鏡やコンタクトの処方
  • 1 番大事なのは、視力検査です。小学校などの視力検査で「分からない場合は分からないと答える」と、理解している方が多いです。眼科医療では、経過観察をするにあたり、視力は何度も測定しますので、少しでも検査の方法を一定にする必要があります。視力表を見て、なんとなくでも答えることが出来そうな場合は、答えてください。間違えることは、悪い事ではありません。

    医療としての視力は、どれぐらい見えにくいかよりも、数値としてどうかが大事です。ただし、眼鏡合わせの場合は、数値よりもどれくらい見えにくく困っているかが大事になります。医療としての視力検査と眼鏡を合わせる時の視力検査は、測定意義が異なります。

     

  • 視能矯正/両眼視機能に異常をもつ斜視、弱視の患者さんに両眼視機能を回復させるための視能訓練及び検査
  • 両眼で物を正しく見る力の発達は3 歳から8 歳頃までと言われています。その期間に、しっかりと発達を促すために、斜視弱視矯正用の眼鏡を処方します。どうしても視力の発達の妨げがあれば、それに対する訓練をします。

     

  • リハビリ指導/低視力者や視野が狭い方へ、日常生活を支えるような視覚的補助具を勧める

(眼科 視能訓練士・藤原秀高)