職員メッセージ 臨床研修医


市立加西病院平成22年研修医集合写真

2年目臨床研修医
『二年間の前期研修を終えて』

 加西病院での2年間の研修を終えて、これまでの研修生活を振り返ってみたいと思います。

 1年目は前半と後半が6ヶ月ずつ外科系と内科系をローテーションします。外科系は外科2ヶ月、整形外科2ヶ月、麻酔科2ヶ月を回ります。外科系研修の特徴の一つは、一年目で整形外科を必修で研修することです。外科系の救急外来でしばしば遭遇する骨折・打撲といった整形疾患の診断や処置を学ぶことができたのが、大きな収穫でした。また麻酔科研修中に外科の患者さんも掛け持ちで担当しますので、担当した患者さんの手術では麻酔の導入・気管挿管後、手洗いをして助手として手術に入ることができます。麻酔科志望者や麻酔時の全身管理に興味を持つ方には物足りないかもしれませんが、外科系志望の方は患者さんの入院から、麻酔、手術、術後まで一貫して長期的に治療に携わることができるのが特徴です。

 内科研修では循環器・消化器・呼吸器・神経・血液などと細分化されておらず、常に色々な疾患をもった患者さんを同時に担当しますのであらゆるプライマリーの疾患を多く経験できます。そして、整形外科、耳鼻科、眼科、泌尿器科、皮膚科、産婦人科など、いわゆるマイナー外科と言われる科も充実していますので、二年目では必修期間を除いた選択期間を使って幅広く多くの科で実りの多い研修生活を送ることができました。

 加西病院の初期研修で学んだ多くの知識や経験は今後の診療に大きく生かされていくと思います。私自身は泌尿器科を専攻し、加西病院で後期研修をスタートすることとなりました。

1年目臨床研修医
『人とのつながり』

 早いもので、研修医になって一年になります。この一年間でいろんなことを経験してきましたが、なかでも救急外来が刺激的です。

 Walk inの患者さんとのfirst contactは研修医が行います。そこで自分なりに方針を立てるわけですが、自分の判断一つで患者さんの診療の内容が決まってしまうこともあります。もちろんそこは上級医に相談するのですが、自分の責任とも感じるので、判断が合っているのか間違っているのか、常に緊張と背中合わせで診療しています。しかし悩む分だけ学ぶことも多く、まさに実践を通じて医療を身に付けていると感じます。周りのスタッフの方達からいつも教えられ、勉強させてもらっています。周囲の的確なサポートがあるお陰で、ここまでやってこられたのだと思います。

 患者さんの治療に関わっていると、その方のみならずその周りの方とも関わることになり、より広い視野が必要と感じます。さらに治療を行うスタッフの方達との連携の取り方の大切さも意識します。これからもっと勉強して、少しでも医療の役に立てるよう頑張りたいと思います。一年間、どうもご指導ありがとうございました。

1年目臨床研修医
『PHSが壊れた日』

 研修医のPHSは、あらゆる種類のcallを受信します。中でも多いのが、「○○さんが××なんですが、どうしましょう?」→「…上の先生と相談します、待っててください!」のパターンです。足は詰所に、右手はPCに向かいながら、左手で上級医をcall。冷汗をかいて説明と考えを伝えると、「それでいいよ~」「observe!」「そうじゃなくてこうして」など、非常に手短で的確な解答が返ってきます。

 ある日、PHSが壊れて繋がらないときがありました。その間も、問題は容赦なく降りかかってきます。自分で納得しても確信を持てないケース、最初から途方に暮れる深刻なケース、混雑した詰所の中で気分は無人島漂着民でした。

 そのとき、いかに自分が強力なバックアップを得ていたかを痛感しました。誰にでも相談でき、指示された内容を研修医が実行できる体制というのは簡単なようですが、上級医の先生方の臨床研修に対する理解と太っ腹さが土台にないとうまく行きません (残りは研修医側の微量の度胸)。今後ともよろしくお願いします。

1年目臨床研修医
『午後の救急外来』

 加西病院の午後の救急外来は、研修医が1stコールで呼ばれ、上級医に相談しながら問診から診察、検査のオーダーまで初期対応を行います。

 自分自身で鑑別疾患を考え、必要な診察や検査を行い治療方針まで考える、その全ての場面で決断が要求されます。研修医自らが考えて決断する機会というのは、臨床研修ではあまり無いことかもしれませんが、加西病院では研修医も医療現場に立つ一医師として決断を求められることが多くあります。

 午後の救急外来には軽症から重症までいろんな患者がやってきます。帰宅してもらっても大丈夫か?何か見逃してはいないか?と不安は尽きないのですが、判断に迷うことはすぐ誰か上の先生に相談し、ひとつひとつ学んでいきます。

 最初は何をしたら良いかさえ分からず、不安で仕方なかったのですが、今では自分で考え決断することを面白いと感じられるまで成長したように思います。『午後の救急外来』は研修医がプライマリケアを学ぶには最適の場面だと感じています。

2年目臨床研修医
『市立加西病院での研修』

 私は現在市立加西病院で2年目の研修生活を送っています。病院は260床と中規模の病院ですが地域の基幹病院で、いわゆるcommon diseaseに関しては十分な症例を経験することができます。また診療科が多く、医師の数も多いため一症例に関して専門家から様々な角度の意見を聴くこともできます。経験する症例ごとに密度の高い研修生活を送れていると感じます。

 とくに内科は、領域毎の細切れでなく全ての分野をまとめて6ヶ月間研修を行うので総合的な研修ができます。研修医は病棟担当でも救急担当でも、どちらもファーストコールで呼ばれ、問診から治療方針まで自由度の高い医療経験が可能です。また2年目の研修では必修科の研修以外は好きなだけ好きな時期に選択科の研修ができるので、興味のある分野についてじっくり勉強することができます。

 医療者として働くうえで、市立加西病院の研修は非常に良い導入になると思います。なにはともあれ一度見学に来てみてはいかがでしょうか?

1年目臨床研修医
『臨床研修1年目途中の感想』

私が加西病院を志望した理由は、院長先生はじめ指導医の先生方が教育熱心なこと、優しいコメディカルの方々の存在、院内の雰囲気がとても良いことが挙げられます。現在6ヶ月間の外科系ローテーションのうち2カ月の外科研修を終え、整形外科で研修しています。

研修開始当初は右も左も分からない状態でしたが、担当患者さんの病状変化があると指導医でなく研修医にコールが来ます。このようにコメディカルから一人の医師として扱ってもらえることにより、まず自分で考える習慣が付いてくると感じます。分からないことがある場合は、院内のどの先生にでもコンサルトし易い雰囲気なので、研修医にとって非常に勉強になります。加西はのんびりした良いところです。忙しいこともありますが、楽しい研修生活を送っています。