職員メッセージ 臨床研修医


2年目臨床研修医
『2年間の研修を終えて』

 加西病院での臨床研修の2年間は僕にとって、宝石箱のようなもので、沢山の、かけがえのない学びの場でした。多く学んだことから、特に僕が非常に感銘を受け、有意義であったことは次の三つです。

 1つめは顧客満足度の高いICの仕方です。臨床の現場では様々な先生と実際に仕事をする機会がありました。そんな中、たまたま回ったある科の先生のICは本当に勉強になりました。患者さんが入ってきたら、まず、目を合わせて、あいさつをし、患者の状態を確認する。そして、患者さんが何に困り、病院を受診し、何を求めているのかを意識する重要性を学びました。これは医学生の際に学ぶ医療面接の初歩の初歩のことですが、忙しい外来、病棟業務の中であってもこれを実践することで患者さん、ご家族の満足度が全く異なることを現場で体験し、その意義を心底感じました。

 2つ目はあらゆる方面から患者さんと向き合う、おおげさに言うと、全方位型医療を学び、実践しました。私が研修している病院は260床、地域に一つの中核病院であったため、この地域の方々は何かあれば加西病院へいう風土がありました。そのため、内科で見ていた患者さんを次は泌尿器、また、外科でと継続して診察することが頻繁にあったため、その人の一つの疾患だけでなく、様々は背景を含めて、治療に関わることができたのは研修医として非常に勉強になり、幸せな経験でした。また、当院ではオーベンのみならずコメディカルのスタッフが優秀かつとても優しいので、様々な問題にぶち当たった際に、色々とアドバイスをいただくことができました。患者さんの不安や問題点について、自分でわからないことを相談でき、患者さんにとってよりよい答えを提供するために尽力できたことは患者さんのみならず、地域に少しは貢献できたのかなと思っています。

 あと3つ目としては2年間で様々な学会で勉強する機会に恵まれました。最新の情報に触れて、さらに自分の関心のある分野を勉強していく意義を強く感じたので、自分の専門性への研鑽という観点でも非常にありがたかったです。

 最後にこの二年間、温かい目で見守ってくださった多くの尊敬する先生方、コメディカルの皆様、僕達が働きやすい環境を整えてくれた病院スタッフの皆様、そして、同じ時期に研修時代を過ごすこととなった大切な仲間に感謝しつつ、ペンを置かせていただきます。二年間本当にありがとうございました。

2年目臨床研修医
『2年間の研修を終えて』

 2年間の研修を終えて初期研修病院として加西病院を選んで本当に良かったなあとしみじみ感じています。何が良かったのかを考えてみると以下のような点が思い浮かびました。

① 研修医のがんばりが病院全体の活気となっている。
 病院として研修医の教育を柱に掲げ、研修医が頑張れば頑張っただけ指導医の先生方やコメディカルの方々からのレスポンスがあり、病院全体の活気をうまく作っています。田舎の自治体病院でありながら多くの常勤医や研修医を確保できているのはこのような良い循環ができているからだと思います。院長先生の手腕に脱帽です。

② 研修医が主体的に医療に関わることができる。
 研修医は上級医のしていることをみているだけではなく、最初から実践の場に放り投げられます。最初のうちは患者さんの不利益になるのではと不安になることもありましたが、慣れてくると自分のしている仕事が患者さんのためや病院のためになっていることを実感でき、それはそのまま研修の充実感へとつながっている気がします。加西病院には研修医の自主性を重んじながらも患者さんの不利益にならないように見守ってくださるだけの人的資源があり相談しやすい環境があります。

③ 研修医の意見を聞いてくれる。
 研修医を大切にしようという病院ですので研修医の意見も聞いてくれます。月1回の研修委員会では研修医のどんなわがままな要望や意見に対しても真剣に耳を傾けてくれます。もちろん何でも意見が通るわけではありませんが、研修しやすい環境を作ろうと一生懸命になっていただく姿勢をみるたびにいい病院だなあと思いました。

④ 精神科が充実している。
 総合病院で精神科がこれほど充実している病院は兵庫県内では数えるほどしかありません。精神科志望者にとっては2年間の他科の研修の間も精神科との関わりを持てるというメリットがあります。

 不満な点ももちろんありますが(例えば病院での食事事情など)、初期研修をするにはこれ以上の病院はないのではと正直思うほどいい環境だったと思います。院長先生をはじめ加西病院のみなさん2年間本当にありがとうございました。

2年目臨床研修医
『2年間の研修を終えて』

 2年間を振り返ってみて一番大変だった事はやはり2年目からの1人での当直でした。最初は1人で当直が出来るほどのレベルに達していないと思い、プレッシャーは相当なものでしたが、逆にそのプレッシャーが自然と勉強への意欲につながり、力になっていったと思います。また、1年目から午後の救急担当の first call もあり、今考えるとそれがちゃんと準備期間になっていたのだと思います。

 加西病院で研修してよかったと思うところは、精神的ストレスを全く感じることなく安心して研修できたことです。もちろん体力的にきついと思うことは幾度かありましたがこれまで乗り切ってこられたのは、研修医にとってよりよい環境をつくろうと私たちの意見を取り入れて日々改善努力をしてくださった院長先生、1年目の頃から医師として扱ってくださり、さり気なくサポートして頂いたコメディカルの方々、身の回りの事を何から何までお世話してくださった事務の方々、本当に良くして頂き感謝の気持ちでいっぱいです。

 加西市は田舎にあるので、食事や買い物で少々不便な思いをすることもありますが、田舎だからこそ感じる人の温かさがありました。

 来年度からは別の病院に行くことになりますが、ここで研修できたことを誇りに思います。

たすき掛け1年目
『研修を終えて』

 私は神戸大学附属病院のたすき掛けとして1年間加西病院で研修をさせていただきました。もともと出身が関西でなかったため、関連病院の情報がまったくない状態でたすき掛け先病院を決める事になり、知人の助言を頼りに加西病院を第一希望としました。

 加西病院を選ぶ上で魅かれた言葉は以下の3つが大きかったと思います。
 ①コメディカル、医者全ての医療関係者の雰囲気が良い。②研修医が主体的に学ぶ事が出来る環境。③院長先生が直接研修医にレクチャーをする程上級医との距離が近く、教育的。

 上記の助言を受け、不安もありながら始めた研修でしたが、1年間の研修を終えてみて、その言葉は本当であったと実感しております。また、その他にも多くの魅力があり、①研修医の意見を取り入れて早期に研修に反映してくれる。②どの科を回っていても、エコー室など行けば、指導を受けることができ、やる気さえあればいろいろな事が出来る。③希望すれば2年目に加西病院以外の病院で3ケ月研修を行う事が出来る。など、研修先病院としては自由度がとても高い病院であり、選択次第でとても質の高い研修を行う事が出来る環境であると感じました。

 唯一デメリットとしてあえて挙げるなら、研修医を尊重してくれる環境であるため、やる気が無かったら伸びに限度の生じる環境ではあると思います。どの病院に行っても同じであると思いますが、自分のやる気次第で研修の質は変わってくると思います。
 私の場合は、救急外来や病棟での first Call で、特に自分が身につけたかった初期対応能力が鍛えられたと感じており、とても実のある研修を行う事ができたと感じております。今後どの科に行っても、加西病院での経験を糧に頑張っていけると思います。

 ご指導頂いた先生方を初め、コメディカル、事務の方々本当にありがとうございました。